富裕層が使うイメージが定着しているアメリカン・エキスプレスカード(通称アメックス)でも最高クラスに位置するプラチナカード。今回は実際に利用してみた私なりの評価をまとめてみました。
アメックスカードに限らずですが、クレジットカードが使いやすいか否かはその人自身のライフスタイルによって大きく異なります。そのため、年会費が高い=誰でも使いやすいカードでは全くありません。今回は普通のサラリーマンである管理人が少し(かなり?)背伸びをして利用しているアメックスプラチナカードについて徹底的に解説します。
こんな方におすすめ
- アメックスプラチナカードを検討している方
- アメックスプラチナカードのメリットデメリットを忖度なしに知りたい方
- アメックスプラチナカードに憧れを抱いている方
目次
アメックスプラチナカードの概要
アメックスカードの中でも最高ランクの位置づけ
アメックスカードには大きく分けて2つのパターンがあります。
1つはプロパーカードと呼ばれるもの。アメックス社が独自に出しているオリジナルのもので、ロゴのマークはセンチュリオンのマークがでかでかと乗っています。
メモ
一般カードと事業主用のビジネスカードがありますが、今回は一般カードに関して書いています。
もう1つは提携カードと呼ばれているもの。こちらはアメックスと別の会社が提携して発行しているカード。最近ではSPGアメックスカードやセゾンアメックスカードが有名です。
今回私が説明するのは前者の「プロパーカード」のプラチナカードになります。
プロパーカードには4つのランクがあり、年会費が安い順で書くと
- アメックスグリーンカード (年会費13,200円)
- アメックスゴールドカード (年会費31,900円)
- アメックスプラチナカード (年会費143,000円)
- アメックスセンチュリオンカード (年会費378000円+入会金540,000円)


プラチナカードもこれまでは招待制でしたが、2020年から申し込み制に変更されたため、希望者は簡単に申し込むことができるようになりました。そのため、取得をすること自体はそこまでハードルが高くありません。
金属製のカード(重量18g)
プラチナカードの特徴としてまず出てくるのが「金属製カード」ということです。
重量18gというのは一般的なクレジットカードの約4倍の重さになっています。持った瞬間から「重い」と感じるのでプラチナカードを持ったんだなぁという実感もしっかり湧いてきます。
金属製だからといって使用に困ったことは一度もありませんが、稀に機械が反応しないことがあるそうなので、希望者の方には無料で金属製ではないセカンドカードが配布されます。こちらは予備カードなので、万が一カードを紛失してしまった際に使うことができます。後ほど書きますが、家族カードを発行した場合はすべて金属製ではなくプラスチック製のカードになります。
アメックスプラチナカードのメリット&デメリット
メリット
メリットの数を上げればキリがないのですが、私が利用してプラチナならではと思ったものを1~3位でランク付けしました。
24時間対応のコンシェルジュサービス
アメックスセンチュリオンラウンジの利用
ホテルメンバーシップ
1位
1位は何と言っても「コンシェルジュサービス」です。

通常クレジットカードの窓口は平日9時~18時&土日祝日は休業ということが多いので、会社勤めをしている方は中々電話をすることができません。
ただ、プラチナカードであれば、365日24時間いつでも窓口の方が電話対応してくれるため本当に便利です(よく深夜や早朝に電話をしてお世話になりました)
対応できるサービスも幅広く
- レストランの予約&ギフトの予約
- 旅行の手配&旅行計画のプランニング
- カードに関する問い合わせ
などが対象範囲。
レストラン予約の際は、人数、日時、場所、予算を伝えれば候補のお店を最大3つ紹介してくれます。何も言わずとも景色が良い席を予約してくれたり、個室を手配してくれたりと細かな心遣いが最高です。
旅行の手配に関しても素晴らしいの一言。当時ラスベガスのシルク・ド・ソレイユを見るためにチケットの代理購入をお願いしたのですが、その際予約してくださった席は劇場のほぼど真ん中!(もちろん何も指定していません)レストランもそうですが、何が何でも高い金額でというわけでは全くなく、予算内で常に最高のサービスが受けられる場所を提供できるように尽力してくれます。

また何といっても「電話口での対応が素晴らしい!」他のカードでもコールセンターへ連絡をしたことがありますが、比べ物になりません(笑)
2位
2位はアメックス会員専用のセンチュリオンラウンジが使用できる点です。
こちらは主に北米の空港で使えるサービスとなっていますが、北米以外でも利用できる空港はあります。
空港ラウンジといえば「プライオリティパス」というものが有名ですね。

サービスは良いのですが利用客も多くいのがネック。その点に加え、センチュリオンラウンジはAMEXプラチナカードorセンチュリオンカード会員限定のラウンジのため利用客も比較的少なく快適に過ごせます。ちなみにですが、プラチナカードを持っているとプライオリティパスのステータスも最上位(プレステージ)になり、年間無制限でPLAZAラウンジを無料で利用可能です(同伴者も1名まで無料)
プラチナカードの場合、家族カードは4枚まで無料で作成でき、家族会員の方にも同様のサービスが付帯します。

3位
3位は「ホテルメンバーシップ」です。
プラチナカードを所有すると自動的に世界4大ホテルと呼ばれるホテルチェーンのゴールド会員ステータスになることができます。
世界4大ホテルというのは
- ヒルトンホテルグループ
- マリオットホテルグループ
- シャングリラホテルグループ
- ラディソンホテルグループ
のことを指します。本来これらのグループのゴールドステータスを取得するとなるとそれぞれ最低でも20~40泊以上の宿泊を求められるのですが、一回も宿泊をしたことがなくてもゴールドステータス会員になります。
アーリーチェックイン、レイトチェックインは当然ながら、部屋のアップグレードが無料になったり宿泊費が割引になったりと最高級のサービスを受けることが可能です。
参考
以上3つが利用していて一番の強みだと感じた点です。これ以外にも様々なサービスがあるのですが、アメックスは海外旅行に強いということもあり、旅行系のサービスがかなり充実しています。

旅行中にアメックスを携帯していれば安心して楽しむことができますね。
デメリット
ここからは一転してデメリットを書いていきます。

確かにデメリットは少ないですが、あくまでも一般人(背伸びをして利用した)目線でプラチナカードを使った際のデメリットです。
年会費が高い
どのサービスも数十万単位がほとんど&カード更新時の特典が少し寂しい
サービス内容がゴールドカードと重複しているものも多い
1位
1位は年会費が高額な点。年会費が無料のカードも多い中、クレジットカードを持つためだけに14万円の支出はやはり大きいです。
当然それを払うだけのサービスが受けられるというのはありますが、14万円あれば海外旅行に行くだって簡単です。

プラチナカードが申し込み制になり手が届きやすくなったものの、金額を見ると手が出しづらいのは事実。ここがやはり最大のデメリットのように思えます。
2位
2位はサービス特典の内容が高額すぎるという点です。当然といえば当然なのですが、プラチナカード利用者は高所得者向けのサービスのため、プラチナカードの特典利用となっても軽く10万円は超えてくるものが多いです。年会費の14万円で高いと感じてしまうようであれば、プラチナカードの特典を存分に利用することは難しいと思います。
参考
また「更新時のサービス内容」も少し物足りない気がします。プラチナカードを継続する場合、翌年に使える「フリーステイギフト」と呼ばれる特典がもらえます。こちらは有名ホテルの一泊無料宿泊券なのですが、国内のみしか利用できません。提携カードであるSPGアメックスの場合、同様の特典で海外でも使える宿泊券が付帯されることを考えると国内のみというのは少し見劣りします。
関連
3位
3位はサービス特典がゴールドカードと重複するものが多い点です。メリット欄に記載したものはプラチナカードorセンチュリオンカードでしか得られない特典なのですが、それ以外はゴールドカードにも付帯していることが多いです。
例えば「招待日和 2 for 1 dining」こちらのサービスは有名店でのコース料理が1名分タダになるというサービスなのですが、ゴールドカードにも付帯しています。
また保険内容も基本的には同じで、金額だけやや少なくなるというだけ。海外であればゴールドカードでも24時間対応してくれますし、空港ラウンジも年に2回までならPLAZAラウンジが使用可能。2回目以降は追加料金を払えば利用できます。
その他にも、ゴールドワインクラブ、プリファードゴルフ、手荷物無料宅配サービス(空港利用時)などはゴールドカードでも利用可能です。
アメックスプラチナカードを取得するために必要なこと
年収がそこまで高くなくても審査には通る!
ここからは実際にどのような方がプラチナカードを取得できるのかという点について説明していきます。
メモ
ここに記載する内容は私の経験とコンシェルジュとの会話から推測したものがベースとなっているため、100%ではありません
主な判断要素は3つだと考えられます。
- 信用情報
- 年収
- 利用頻度の高さ(アメックスグリーン&ゴールドから切り替える場合)
まず1番重要なことは信用情報です。

といわれますが、年収よりも信用情報のほうが大事になってきます。
簡単に説明すると、信用情報というのはその人自身が抱えている借金やこれまでの支払い履歴、年収などを総合的に判断する材料となります。クレジットカードの審査だけでなく、車のローンや住宅ローンを申し込む際にも関連する非常に重要な情報です。
- 年収1000万円だとしても、すでに借金が700万円近くあり、それぞれの返済がたまに遅れてしまう人
- 年収は500万円でも目立った借金もなく返済も毎月期日に送れず払えている人
がいた場合、後者の方のほうが信用度が高いと判断されます。上記の信用情報に関して詳しく記載した投稿にも書いていますが、クレジットカードに限らず審査が関わる内容の申し込みは年収以上に信用情報が一番大事になります。
次に重要なことが年収です。信用情報にも関連しますが、やはり年収は高いほうが良いです。20歳以上からであれば基本的にカードの作成は可能ですが、年収300万円の人が仮に作成できても毎月の利用金額はそこまで大きいと思われます。カード会社としては少しでも多くの金額をカード決済してもらうことが大事なので、年収が高い人ほど高額決済をする可能性があるということから年収も大事な要素です。
もう一つ重要な点として利用頻度の高さを挙げましたが、こちらはアメックスグリーンやゴールドを現在持っている方が将来プラチナカードを持つ際には重要になってきます。
参考

最近ではキャッシュレス化が進みカード決済も普通になっていますが、カード決済は高額の買い物をする際だけ使うという人もまだまだ多いです。プラチナへ効率よくランクアップするためには、コンビニで100円のおにぎりを買うだけでもカード決済をしたり、公共料金の支払いもいカード決済にするなど、可能な限り支払いは全てカードにすることが大事です。
ポイント
番外編「アメックスプラチナカードを持つとモテる!?」
クレジットカードのステータスが高いと評判が良いって本当か?

稀にステータスが高いカードを持っている人はモテるという記事を見るので、ここで断言します。

いや、モテる人も当然いるとは思います。事実私も異性にウケがよさそうだなぁと考えたこともあったので。
確かにプラチナカードは見た目もかっこいいですし、他のカードよりもはるかに重いため話題になることはあります。
ただ、それまでです。だからどうした?程度です(笑)
当然といえば当然ですが、どれだけブランド品を持っていようが、どれだけお金を持っていようが結局は中身が大事です。
お金を持ってても性格が悪かったり、あからさまに自慢をしているようではむしろマイナス。つまり、異性にモテようとか友達に自慢しようなんていう理由でプラチナカードを持つこと自体全く意味がありません(むしろ妬まれたり嫌われます)
最悪の場合

見栄を張りたいがために持つという選択は絶対にやめたほうが良いです。自分がしんどくなります。


参考までにアメックスカードのリンクを貼っておきました。
この記事を見てプラチナカードに興味を持った方、プラチナカード以外のアメックスカードを作成してみたい方は、下のリンクから申し込んでみてくださいね!
入会特典ポイントがGETできるので、一年目はとってもお得に使えます(#^^#)
http://amex.jp/share/mdu35?XLINK=MYCP
まとめ プラチナカードはこんな方にオススメ!
脱線しましたが、プラチナカードは持つべき人が持てばワンランク上の上質なサービスが受けられます。
以下に持つべき人の特徴をまとめてみました。
- 海外出張が多く、海外でもカード利用が多い人
- 金銭的に余裕があり、お金を多く払ってでも上質なサービスが受けたい人
- 海外旅行でワンランク上のホテルやレストランで楽しみたい人
余談ですが、アメックスはアメリカの会社ということもあり、アメリカでプラチナカードを持っていると非常に信用されます。
Credit = 信用
つまり、質の高いカードを持っているというのは何よりも信用に値するという考え方がアメリカにはあるみたいです。
メリットデメリットはそれぞれありますが、メタルカードを一度持つと本当に手放したくなくなるくらい存在感のあるカードです。
自分のライフスタイルには欠かせない特典が多いですし、海外にはしょっちゅう行くのでこれからも愛用する予定です。
今年はコロナの影響で海外旅行はできていませんが、これから徐々に回復して来年以降プラチナカードの威力が増していくことを期待しています。
これを機に興味がある方は以下のリンクから申し込んでみてくださいね。
ではまた!