今回はインドでの映画鑑賞に関して解説しよう。
ご存じの方も多いとは思うが、インドは世界屈指の映画大国である。
ボリウッドと呼ばれるインド映画にハマってしまう人も多いのではないだろうか。
そんな映画大国インドでは当然ではあるが映画館がたくさん存在しており、ボリウッドだけでなくハリウッド映画も多く上映されている。
今回はインドで映画鑑賞する際に知っておきたい情報をまとめて解説した。興味のある方は参考にしてほしい。
こんな方におすすめ
- インドで映画館に行く予定がある方
- インドの映画館事情に興味がある方
国歌斉唱&休憩がある
一番の特徴は上映前の国歌斉唱&映画の途中の休憩だ。国歌に関しては他の国でもあるので気にならないが、途中の休憩は珍しい。
上映時間の半分くらいが経過したところでいきなり照明が付き、お客さんが一斉に席を立つのだ。ましてやスタッフの方が席までご飯のオーダーを取りに来る。
インド人から話を聞いたが、休憩は上映時間の長さに関わらず必ず設けられる。時間にしてだいたい15分~20分ほど。
2時間を超える映画だと途中で休みたいときはあるが、1時間30分くらいの映画には休憩はいらない。
ましてや休憩時間にカレーを食べられたら劇場内はカレー臭がひどくなるから、再開後の内容が頭に入らない。
映画に没頭したい人はインドで映画鑑賞をしないほうがよいだろう。
英語音声&英語字幕のみの鑑賞
料金が低いことは魅力的だが、鑑賞に関しては注意が必要だ。
日本で映画を字幕で見ると英語音声&日本語字幕だが、インドに日本語字幕はない。


日本語字幕はないが、英語の字幕は出てくる。英語音声&英語字幕だ。
英語はインドの公用語ではないが、インドは州が変わると国が変わるといわれている。
インド人同士でも英語で会話をする機会があるため、このような上映方法を取っても理解できる人は多いのだろう。
しかし、上映前に映画の情報をしっかり見ないといけない。同じハリウッド映画でもヒンディー語で上映されるのもあるからだ。
英語で上映される場合、上映作品の横にEnglishと記載があるから確認を忘れずに行おう。
破格の値段で鑑賞可能
次はインドで映画鑑賞をする際の費用に関してだ。
日本では一般料金だと1500円~2000円ほどだが、インドでは300ルピーほどで鑑賞可能。
3D映画を見る場合は追加料金が発生するが、たった25ルピーしかかからない。

当然だが、料金が安くても上映される作品は日本で見るものと全く同じだ。
しかし、値段だけに惹かれてはいけない。

そう。鑑賞マナーが悪すぎる。
平気で上映中に動画を爆音で聞いている人、携帯のランプを付けて落とし物を探し出す人、電話をする人。
上映終了時の食べ散らかした後は本当にひどい。小学生以下だ。
日本で映画鑑賞しているわけではないから仕方ない。しかし、日本人にとっては耐えられない人もいるだろう。


インドの文化や慣習に慣れないほうがだめだ。日本の当たり前は海外で当たり前ではない。
固定観念に縛られずにインドに行ったらインドに染まる。映画鑑賞の場合は特にこの感覚が必要だ。
インド人に関して理解をしたい方は以下の本をオススメする。
インド人に対して好意的なイメージを持つ人は少ないが、この本を読めばインド人の人間性を理解できて、イライラすることも減るだろう。